【アートを楽しむ嵐電沿線】「五彩を感じて 印象の墨の世界」(京都府立堂本印象美術館)

大正から昭和にかけて京都で活躍した日本画家・堂本印象(どうもと いんしょう)。
堂本印象自身が内外装すべてをデザインした京都府立堂本印象美術館が、立命館大学衣笠キャンパスの正面にあります。
 
堂本印象(1891-1975)は水墨表現を好んだ画家でした。印象の本格的な墨の表現の追求は、平安時代の仏画に見られる流麗な線に対する憧憬から始まりました。その後、仏教の教えを深く学ぶなかで、抽象性を帯びていき、戦後には、アンフォルメルの影響を受け、黒色を基調にした独自の抽象表現を確立させました。
 

 
堂本印象美術館の企画展「五彩を感じて 印象の墨の世界」では、初期の水墨表現とともに、戦後のアンフォルメルの影響を受けた抽象画も展示し、堂本印象ならではの幅広い墨の世界が紹介されています。
 
くわしくは美術館公式サイトをご覧ください。
 
<京都府立堂本印象美術館>
嵐電北野線「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前」下車 徒歩約16分
京都市バス・西日本JRバス「立命館大学前」下車すぐ
 
 
(2024/08/13更新・2024/08/01)